養老先生のトークの後は蜂蜜の採取です。
TVでは見た事があるのですが、生で見るのは初めてです。
巣箱の周りをぶんぶん飛んでいる蜂を見ていると、せっせと働いて一族のために集めた蜂蜜を横取りしていまうなんて、なんだか妙な自責の念に駆られれてしまいます。
蜂とか蟻の社会は女王がいてひたすら子どもを生み、子どもはさまざまな役割で働きます。
蜂一匹に焦点を当てると、女王は一生巣の中で子どもを生むマシーンとして、働き蜂はせっせと食料を集める役として、また、幼虫を育てる役の蜂もいます。
その目的は「種の保存」なんですね。個体では別々だけれどもひとつのもの。
私は今回の養蜂を間近見てこんな事をおもいました。
私が個として見ている蜂の一匹一匹は実は個ではなく、一なるもの。
人間の目には個に見えていますが、じつは違う周波数の電波を使ってみると、全体でひとつの生物。
人間の目というセンサーが捉えられる範囲で物事を考えるので、女王を中心として社会があると勝手に思い込んでいる。
じつは、女王ではなく、ひとつの生物の生殖器官なのかもしれません。
人間もまた、個として認識していますが、実は認知できない部分でひとつである。
そんな事を感じた養蜂でした。
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さて次は養老先生との懇談会です。